2015年9月19日土曜日

不安感

 疾病として感じる、原因がわからないけれどそこに確かにあるという得も言われぬ巨大な何かとしての不安感でなく、自分が生きる上で何を持っているか?という問いに対して答えに窮する何も持っていないことの不安感。そうなんだよなあ、ぼくは何も持っていない。本当に何も無い。医者に「生きてていい」と言われてるから生きているだけで、ぼく自身が持っている何かによって生きているわけではない、という不安感。せめてこの胸の内の燻りだけは本物であって欲しい。生きた証を残したい。抑うつ症の不安感もたいがい酷いけれど、こっちの具体的な不安感もなかなかに重く、しんどい。